2014年12月09日未分類第31期前期集中環境整備 ~新宿営業所~
11月29日(土)に社内行事の「集中環境整備」が行われました。
集中環境整備とは、道具、資機材を徹底的に磨き、自分の心を磨くことです。
環境整備委員である私としては、今までの経験を少しでも部下に伝えられた
らと思い考えた末、今回は脚立を磨くことにしました。
一人一脚は、1日の量としては大き過ぎるのですが、他社で普通の脚立を使っ
ているなか、我社がピカピカの脚立を使って仕事をする。
それだけでも新宿営業所の仲間達が「他社とうちは違う!」と誇りを持って
仕事ができると思ったからです。
私は、朝礼の時に今までの経験や私語厳禁、スケジュール時間厳守を皆に伝えました。
私の意気込みが通じたのか、皆が緊張感を持って開始しはじめてくれました。
集中環境整備時間中も皆が集中して黙々と懸命に磨いてくれました。
事務所の窓ガラスが曇ったのも、皆の熱気のせいだと思いました。
後で冷静に考えると雨と湿度のせいだったかも知れませんが(笑)
部門長として、何よりも部下全員が正に「集中」して磨いている姿にとても
嬉しく思いました。
そして、綺麗になって光っていく脚立を見て、「気持ちがいいな」と当たり前の
ようですが素直に感じました。
しかし、私自身、脚立を磨く時に妥協から始めてしまっている自分に気づ
きました。
仕事の一つである大理石研磨作業では、最終研磨工程まで進んだ時に、それ
まで磨いた光沢度が十分な目標の数値に至らないと、最終工程でどんなにどん
なに磨いても光沢度は、もうそれ以上は上がりません。
光沢度を上げるには、初期工程の荒い研磨材でどこまで妥協せずに行えるか
が要となります。
また、荒目の研磨材でも徹底的に磨くと荒目の輝きが出て来ます。そこまで
やらないと、綺麗には仕上がりません。
ふと手を抜こうとする自分に、常に気を緩めずに自分を省みて仕事をしなけ
ればならないなと集中環境整備をしていて感じました。
脚立の「磨き」に夢中になっていたら、あっという間に最終ステージになっ
ていました。
1日かけて真剣に磨いた脚立は、1人1人の「思い」が籠っているように感じ
ました。さらにその思いが籠った輝いている脚立達を並べると、より一段と輝
きが増し、集団の力となっていることを教えてくれていました。
最後まで気は緩めず、片付けと反省会を兼ねた打ち上げの準備も皆で分担し、
テキパキとスピーディに行いました。
打ち上げの時に皆に今日の集中環境整備をやってどうだったかと感想を尋ねると、
「一人一人が黙々と行うことで集中して出来ました。」
「少しずつ綺麗に磨かれていく脚立を見て、心も同じく少しずつ磨くことでピカピカと
輝きが本物になっていくんだろうなと感じました。」
「皆の脚立が自分より綺麗で鏡のように輝いているのを見て悔しい。」
「時間の経過がやたら早かった。有意義な一日になりました。」
等々、参加してくれた皆もそれぞれ何か得るものがあったようで、
満足感と達成感を共有できた一日となりました。
これからも皆で力を合わせて頑張って新宿営業所を会社を良くして行きたい
と思います。
御一読ありがとうございました。
新宿営業所 渡辺 俊夫