2015年04月27日社内イベント平成27年度 入社式
社員ブログまでお読みいただきましてありがとうございます。
東京東支店支店長の及川と申します。
4月になり新入社員が入ってくる時期となりましたが、弊社でも4月1日(水)に入社式
が行われ、新たに22名の新たな仲間が加わりました。
毎年この日を迎える度に入社時を思い出し、「今の私は仕事に慣れてしまっていてだらだ
らと日々過ごしていないか、当時と変わらない気持ちで一生懸命仕事をしているか」と自
分のことを振り、改めて身を引き締めて仕事に取り組まなければいけないなと感じずには
いられなくなります。
さて、当日は開会式から始まり、式次第に則って式が執り行われましたが、その中で私
が特に印象的であった田代支店長が話されていた「守破離」について、復習の意味を込め
て改めてこの場を借りてご紹介させて頂きたいと思います。
守破離という言葉を調べると、「あらゆる道の修行における順序段階を示したもの」とあ
り、具体的には、
「守」=師や流派の教え・型・技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」=他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段
階。
「離」=一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
と記されています。
守破離は、日本での茶道・武道・芸術等における師弟関係の在り方の一つであり、日本
がそれらの文化を発展・進化させてきた創造的な過程のベースとなっている思想だそうで
す。
田代支店長は特にこの守破離の段階の中で特に「守」が一番大事であると話されていま
した。今の私であれば、田代支店長の話されている通りだと思いますが、私が入社1,2年目
の時はどうだったかというと、一番核となる「守」をないがしろにしていたと反省してい
ます。
先輩からこのようにして欲しいと言われても、私が考えたこのやり方の方がもっとうま
くいくのではないか、早く仕事済ませることが出来るのではないかとすぐに自分なりに手
を加えてしまい、素直にそのまま行ってみることをしないことが多かったかもしれません。
こんな私が言うのも説得力が欠けていると思われるかもしれませんが、入社6年目を迎え
て今までの仕事を振り返ってみると、やはり基本となる型を確実に習得することが成長す
る為の一番の近道であったと思います。
確かに「守」の時は同じことの繰り返しであり、退屈でつまらないと感じることと思い
ます。しかし中途半端な型は中途半端な結果しか生みません。いかに「守」の時を大事に
過ごしたかで人生の分岐点が変わると思います。
入社6年目で漸く「守」の大切さを素直に受ける入れることができるようになったのは
遅いこととですが、是非新入社員の方々には、田代支店長が特に強調して話された「守」
の時を素直に、そして一生懸命過ごしてより素晴らしい人生を作っていって下さい。皆さ
んの活躍を期待しています。
東京東支店 支店長 及川 聡