2021年09月03日講習・研修石材講習会
今回は営業所長に向けに石材講習会が開かれましたので内容をご紹介します!
8月30日(月)に株式会社ミヤキの工藤様にお越しいただき、
石材の性質から洗浄方法までの講習会を開いて下さりました。
まずは石材の性質や種類についてのお話がありました。
☆石材には「吸水性」と「透水性」の性質を持っている。
吸水性…水を吸水する性質
透水性…水を通す性質
石材の種類は何百種類もあり、
同じ石材でも石材屋さんによっては石材の名称を変えている場合があるので
全ての石材の名称を把握するのは難しいそうです…
実際の施工事例では失敗例なども交えながら教えていただきました。
☆洗剤の選定方法を決める為には大きく分けて3つある。
①石材の種類(バーナー仕上げ?鏡面仕上げ?)
②汚れの種類(油汚れ?鉱物系?水垢?)
③汚れの付着状況(付着してからどのくらいの時間が経過している?)
まずはこの3点を確認し、効果的な洗剤・洗浄方法を決めていきます。
(洗剤の種類、希釈倍率、洗剤の滞留時間、道具等)
実際に現場で対応する時は上記の3点を把握すると共に
使用する洗剤についても正しい知識を持っておく必要があります。
実際の失敗例として
油染みに対して酸洗剤を使用し、染みが取れず色が抜けてしまった。
⇒正しい作業方法としては油染みをアルカリ洗剤で落とします。
染み抜きの作業例
(作業前)
(作業後)
むやみに強い洗剤をいきなり使ってしまうと周りとの差も出てしまうので
汚れに対して正しい洗剤を選定する事がとても重要になってきます!!
石材に関しては表面からの汚れだけではなく、
裏面からの吸い上げ現象による水染み事例はよくあるので
現場の立地条件を見ながら原因を予測する必要があります。
①日当たりが悪い
②植栽や水場の近くで水との縁切りが不十分
③地下や低い立地
水染み除去の作業例
(作業前)
(作業後)
実際の講習会では洗剤をご紹介していただきながら実験もしてもらいました。
エフロが酸性に反応し、シュワシュワと反応している瞬間
今回の講習会を通じて
様々な汚れや洗剤に関する事を知識を教えていただきました。
株式会社ミヤキの工藤様、この度はありがとうございました!
定期清掃班として、
現場でお困りのお客様へより良いサービスが出来るように今後も様々な学びを続けていきたいと思います。
第二環境エンジニア事業部
鹿島 勇太