2024年12月24日講習・研修カーペットセミナー(ハイパー環境エンジニア)
10月31日(木) 株式会社フォンシュレーダー・ジャパン岡本社長に
お越しいただき、カーペットクリーニング、メンテナンス初級編ということで
セミナーを開いていただきました。
その内容をご紹介します。
【カーペットは繊維でできている】
■天然繊維か化学繊維
・天然繊維
ウール、シルク(動物性繊維)
コットン、麻 (植物性繊維)
・化学繊維
ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル、アセテート
■繊維の見分け方
燃焼試験
・燃え方
・におい
・燃えカス
実際に繊維に火をつけて匂いを嗅ぐ機会を設けていただきました。
なかなか現場ではできる経験ではないので良い機会になりました。
次に汚れの原因と種類についてご教授頂きました。
汚れについて
・カーペットの汚れの原因とは
90%は靴に付着して持ちこまれる汚れ
10%が浮遊塵という割合になっています。
・カーペットの汚れは大きく分けると2種類に分かれます。
80%が乾いた汚れ
20%が油汚れ
このお話を聞いて、汚れのほとんどが乾いた汚れであり
その土砂汚れが濡れたりするとしみ汚れになってしまったりと、除塵を怠ると
汚れがさらにひどくなってしまうと再確認できました。
そこで実際に研修センターの一部を掃除機掛けを行いました。
なんとびっくり、見た目はきれいなカーペットでもこんなに汚れがたまっていました、、、
(HEPAフィルターは高いろ過性能があります。)
使用した掃除機はカービーというアップライト型の掃除機です。
通常の掃除機とは異なり、吸引力が優れていてカーペット繊維の奥深くまで
吸塵することができます!
洗浄よりもまずは吸塵!
このことを念頭に置いて作業にも取り組んでいきます。
最後にシンナーズサークル理論についてです。
【シンナーズサークル理論】(別名 CHAT理論)
・1 温度 Temperature → Heat
ケミカル(洗剤)の働きを活性化させる要素
・2 化学的作用 Chemistry
分解・乳化を行う要素(界面活性剤)
・3 時間 Time
ケミカル(洗剤)が汚れを分解乳化させるために必要な要素
・4 物理的刺激 Agitation
ケミカル(洗剤)の分解作用を活性化させるための要素
シンナーズサークル理論は何度か聞いたことはありましたが
今回の研修を受けより理論に基づいて作業を行えばより良い
サービスを提供できると感じました。
研修を受けてカーペット・繊維への知識不足を感じました。
今回学んだことは営業所・定期清掃班全体に広げ
より良いサービスをお客様に提供していきます。
最後に株式会社フォンシュレーダー・ジャパン岡本社長、
この度はありがとうございました。
台東営業所 杉﨑 龍