2014年10月27日耐え忍ぶ力
人生、仕事をまっとうする、成就させるためには、なくてはならない力がある。
それは「耐え忍ぶ力」である。古典の教えに「四耐(したい)」という言葉があ
る。
物事を成し遂げようとするには「冷(れい)に耐え」「苦(く)に耐え」「煩(は
ん)に耐え」「閑(かん)に耐える」、この4つに耐え抜く力が必要とある。
この教えに私の心は打ち震えた・・・そうか、そうだ、と私の心が打ち震えて
いた。
まさしく人生は、冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐えることに尽きる。
人生、仕事を成功に導く秘訣はここにある。耐えて、耐えて、耐え抜く力にあ
る。
「冷に耐える」
冷ややかな言葉、冷たい視線、冷たい態度、これに耐える。
「苦に耐える」
人生、仕事、健康、全て思いどおりにはならない。生きていること、そのもの
が苦の中にある。
「煩に耐える」
忙しい、騒々しい、複雑、厄介、面倒くさい、煩雑に耐える。それが仕事であ
り、人生である。
「閑に耐える」
閑職、職を解かれる、暇に耐える。「小人閑居して不善を為す、至らざる所な
し」・・・古典の教えである。「小人」とは、一般の人、凡人を指す。小人は
暇になると、娯楽、ゲーム、パチンコ等々、ろくなことを考えない。楽しい事
ばかりを追いかけて自分を戒めることはしない。まさしく閑に耐えることであ
る。
物事を成就させたいと思ったら耐えて、耐えて、耐え忍ぶことである。その先
に待っているのが「楽しみの人生、愉快な人生」となる・・・その秘訣は「四
耐」、耐え忍ぶ力にある。
感謝、有り難うございます。