2014年11月28日仕事の成否は本と末にある
「物に本末(ほんまつ)あり、事に終始あり、先後(せんご)するところ知れば
すなわち道に近し・・・」と言う古典の一説がある。
物ごとには必ず「本と末」、始めと終わりがある。何を先にし、何を後にすべきかを知って
行動すれば、人の道を大きく外れることはない、決して失敗するものではないと教えてい
る。
「物」にも「こと」にも「本と末」がある。仕事にも「本と末」 (始まりと終わり)がある
ことを意識して行うと、仕事の結果も大きく外れることがなく、失敗する事がなくなる。
仕事の「本と末」、終始が前後すれば、木の「根」が上になり、「枝葉」が土の中になるよ
うなものである。
仕事の「本」、始まりとは、お客様との打ち合わせ、上司との打ち合わせ、部下との打ち合
わせである。そして用意周到な段取りとなる。
仕事の成否は仕事をする以前に決まってしまう。段取りの良し悪しで決まる。段取りに基
づいて仕事の流れをつくり出せるかどうである。
私の仕事のイメージは、川の流れをイメージする・・・川の水の流れのように、始まりは
静かに流れていき、時に荒々しく、時に雄々しく、四方八方に隈なく流れこむ。
そして決して淀むことのない流れをつくりだし、上から下へ下へと無理のない流れをつく
ることにある。
仕事の「末」、終わりとは、チェックの繰り返しである。チェックと確認のポイントは、美
しくため息の出るほどの仕上がりにある・・・「末」、終わりよければすべてよしとなる。
このように考えて仕事をすると、仕事が楽しくワクワクした気分となる・・・今日も仕事
の「本と末」、「前後」を意識し、大いに仕事を楽しみたいものである。
感謝、有り難うございます。