2015年09月02日「心構えについて」
子供の頃から何時とはなく「心構え」の大切さを耳にした。心構えの良い人は何をやって
もうまくいく、心構えの悪い人は何をやってもうまくいかない、という話を思い出す。
スポーツの上手い先輩が話していた。あいつは構えが悪い。構えの悪いやつはどんなに努
力しても、何をやっても、上手くいかない。
その意味がよくわかる年齢になる・・・確かに仕事で上手くいく人、上手くいかない人の
違いは朝の姿、「心構え」を見るだけでわかる。
武道の達人は相手と対峙しただけで勝負がわかるという。その構えの基は、「心構え」に
ある。
心構えの良し悪しが自分の全てを決める・・・「人生に対する心構え」、「家族に対する
心構え」、「仕事に対する心構え」、「友人、知人に対する心構え」の良し悪しで幸と不
幸が決まる。
一流のスポーツ選手は、戦う6時間前には準備をしているという。これは戦う心構えから
生まれる。
一流の仕事人は、仕事に対する心構えが違う。朝一番からの態度、振る舞い、行動の全てが
違っている。他とは違う振る舞い、行動が、一流の仕事人をつくるのである。
宮本武蔵は構えをつくるために「鍛錬(たんれん)」をした。「鍛(たん)」は千日(約3年)、
「錬(れん)」は万日(約30年)という・・・宮本武蔵が構えるだけで相手が畏れ入る。
それが「心構え」、「鍛錬(たんれん)」のなせる業である。
私も仕事に対する構えをつくる。良い心構えを持ち、仕事の為の「鍛錬」をする。「鍛(たん)」
は千日、「錬(れん)」は万日である・・・長い、長い道のりである。しかしその道のりが、極
めて楽しい道のりである。
感謝、有り難うございます。