2017年05月10日「物の見方、考え方の三原則」
物の見方、考え方には三つの原則がある。
一つは、目先で見るか? 長い目で見るか?
二つ目は、一面的に見るか? 多面的に見るか? あるいは全面的に見るか?
そして三つ目は、 枝葉(しよう)末節(まっせつ)で見るか? 根本的に見るか?
この三つである。
この三つの原則に照らし合わせて、今起きている事象、現象、問題等々を考えてみるとその正しい解決策が見えてくる。
人物、事象、現象、会社、組織をこの考え方の三原則に当てはめて「見る、考える」
そして判断、決断をすることこそが最上の策と私は考える。
人物、会社、組織の在り方を目先で見ると答えは簡単に出る。
しかし、長い目で見て考えた時に果たしてそうだろうかと考えたい。
人物、会社、組織の在り方を一面的に見ると、上手くいっているからいいだろうと考える。
しかし物事の全てには表があれば裏もある。
見えないところも、見えるところも一体になり、一体になったらどのように変化をするかを見ることが重要である。
素人(しろうと)は暗いところが見えないから素人と言われる・・・
玄人(くろうと)は暗いところが見えるから玄人と言われるという・・・
名人、達人といわれる人物は、まさに自然体の中で、表と裏が一体になって現れている姿ではないだろうかと私は考える。
見えるところも、見えないところも、全てを見、その未来の姿さえも見ることを、「全面的に見る」
ということではないだろうかと考える。
人物、会社、組織の在り方を「枝葉末節」で見ると、立派な枝や葉っぱや花を咲かせているようによく見える。
しかし、その枝や葉っぱの本を辿(たど)り、幹はどうだろうか、さらにその先にある根はどうだろうかと私は考える。
今、会社に起きている事象、現象、問題等々の全てに対して「物の見方、考え方の三原則」に立ち返り
判断、決断したいと強く思うこの頃である。
感謝、有難うございます。