2019年09月21日「日本一の山に登る」
日本一の会社にする・・・
日本一の会社にするために社名を第一ビルメンテナンスとすると社員に向かって発表して36年が経った。
若さと無謀なゆえにそう思えたことであろう。
思えばずいぶん高い山を目指したものだと感慨深いものがある。
山登りを楽しむ秘訣はただ一生懸命に登るだけでなく、山の途中、途中で振り返り山の下を見ることだ。
山の下を振り返ってみることで、今どこにいるかどこまで登れたか自分の位置を確認することが出来、さらに頂上を目指す楽しみと意欲が湧いてくる。
日本一の山に登るための第一歩が36年前であった。その時を振り返ってみた。
創業間もない頃、私は日本一の会社にするために次の五つの項目を実践すると社員に向けて発表していた。
一つ、第一ビルメンテナンスの社員は皆豊かで幸福でなくてはならない。
社員一人一人が人生の出会いを大切にし、全ての個人を尊重し、常に無限の可能性に挑戦することによって、共に創造の喜びを分かち合い、お客様に満足していただくことで仕事を通じて社員の豊かさと幸福を目指す。
二つ、第一ビルメンテナンスの仕事の原点は、あらゆる人々にとって快適で衛生的な環境づくりにあり、人々の期待に応えることを通じて社会に貢献することにある。第一ビルメンテナンスはこの使命に燃えた同志の結合体であり、永遠により良く歩むことが第一ビルメンテナンス創造の精神である。社会への貢献の度合いに応じ、社会より与えられる報酬が利益である。
三つ、第一ビルメンテナンスは、強い企業体質を目指し、たゆみなく躍動、前進しなければならない。
四つ、第一ビルメンテナンスの社員は、現状打破と創造的破壊を恐れず、常に革新者として行動しなければならない。
革新とは、価値概念を変えることであり、仕事とは価値創造の挑戦である。
五つ、第一ビルメンテナンスの経営体制は、少数精鋭による全員参加のチームマネジメントであり、その経営は一流でなければならない。一流とは、一流の人材、一流の企画力、一流の技術力、一流の仕事力、一流の経営能力で一流の信用を築き、一流の収益力、一流の財務内容、一流の資本力を築くことにある。
私たち第一ビルメンテナンスは他社と競争するのではなく、私たち全社員がこの五つの項目を自ら実践、実行し続けて実現出来た時が日本一の山に登ったという事になる。
創業して36年経った今、この五つの項目を物差しにして測って見ると既に七合目に立っていた。
七合目から頂上を見みると格別の思いとなる。私の目指している日本一の山は何と素敵で素晴らしい山であろうか。山の頂(いただき)を目の前にして感動を覚える。
山の下を見、山の頂上を見みると何とも言えない感慨深い思いになる。
今、私は日本一の山の頂(いただき)を見て一歩、一歩とさらに前へと足を運び心が躍っている。
感謝、有難うございます。